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PRIMAL FEAR初心者のための決定版プレイリスト:名曲ベスト7&必聴アルバムとその代表曲

【PRIMAL FEAR解説】:時代とともに進化・覚醒を繰り返す鋼鉄魂

  1997年の結成以来、ドイツのパワーメタルシーンを牽引するプライマル・フィアは最重要バンドの一つです。鋼鉄激重ギターリフとスピーディーかつアグレッシブなリズム、そしてラルフ・シーパースの超人的なハイトーン・ボーカルを武器に、世界中のメタルファンを魅了し続けています。彼らの楽曲の特徴は、伝統的なヘヴィメタルの王道を踏襲しつつも、時代に即した進化を常に続けていることです。

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 プライマル・フィアは、Gamma Rayの元ボーカリストだった ラルフ・シーパース(Ralf Scheepers) と、Sinnerのリーダーでありベーシストの マット・シナー(Mat Sinner) を中心に結成されました。その音楽性は当初「ドイツ流のJudas Priest」とも形容されるアグレッシブなパワーメタルでしたが、よりダークでヘヴィな要素とドラマティックな展開は、単なるオマージュバンドではない独自のスタイルを確立していきます。何より圧倒的なラルフのボーカルは、彼が現代におけるパワーメタル界屈指のシンガーであることを象徴しています。

BAND INFORMATION PRIMAL FEAR
  • 【ジャンル】パワーメタル、スピードメタル
  • 【出身】ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク
  • 【活動期間】1997年~
  • 【バンド・メンバー】
    • Ralf Scheepers(Vo)
    • Mat Sinner(Ba)
    • Magnus Karlsson(Gt、Key)
    • Thalia Bellazecca(Gt)
    • Andre Hilgers(Dr)
  • 【ALBUM DISCOGRAPHY】
    • Primal Fear(1998)
    • Jaws of Death(1999)
    • Nuclear Fire(2001)
    • Black Sun(2002)
    • Devil’s Ground(2004)
    • Seven Seals(2005)
    • New Religion(2007)
    • 16.6(Before the Devil Knows You’re Dead)(2009)
    • Unbreakable(2012)
    • Delivering the Black(2014)
    • Rulebreaker(2016)
    • Apocalypse(2018)
    • Metal Commando(2020)
    • Code Red(2023)

第7位:Another Hero

 最新アルバム「Code Red」からのリードトラック。力強いヘヴィ・ギターリフとキャッチーでドラマティックなメロディ、そして真空の中で響き渡るようなボーカルは見事な調和を保ちます。

第6位:Rulebreaker

 タイトル曲としてアルバムを象徴するパワフルな一曲で、圧倒的なインテンシティが全編に流れています。90年代のスタイルを維持しながらも、モダンなヘヴィネスを兼ね備えた一曲です。

第5位:Chainbreaker

 デビューアルバムからの代表曲であり、ライブでも定番の名曲。シンプルながらも強烈なインパクトを持つナンバーで、バンドの原点を示す重要なトラックです。Judas Priestの影響を強く感じさせるも、それを独自のスタイルに昇華した楽曲になりました。疾走感溢れるイントロリフとキャッチーなコーラスはとても印象的です。

第4位:I Am Alive

 エネルギッシュでスピード感あふれるストレートなナンバーは健在です。時代を越えても不変なラルフの圧倒的なボーカルが光ります。

第3位:Fighting the Darkness

 ドラマティックなバラードパートとアグレッシブなリフが融合した、プライマル・フィアの新境地を開いた楽曲の一つです。ラルフの感情豊かなボーカルは、カタルシスを求める人にとっては最適でしょう。個人的にも最も好きな曲です。

第2位:Angel in Black

 疾走感とヘヴィ・ギターの超攻撃的な激列リフが印象的な楽曲で、バンドの初期の勢いを感じさせます。ファンからも高い支持を受けて、ライブでも頻繁に演奏される人気曲の一つです。

第1位:Metal Is Forever

 バンドの代表曲とも言えるメタル・アンセムです。プライマル・フィアの代表曲といえばこれでしょう! シンプルなメッセージと爆発力のあるコーラスは、一発でリスナーの心を掴むことでしょう。まさにタイトル通り、メタルの不滅を誓うアンセムで、​ライブでは観客と一体となって盛り上がる定番曲です。サビの「METAL IS FOREVER!!!」は、ライブでの大合唱ポイント。

Seven Seals(2005

Rollercoaster

 この曲は、軽快なリフとキャッチーなコーラスが印象的で、エスカレーションするサウンドがリスナーを高揚させ、ライブでも盛り上がること間違いなしの楽曲です。​

Seven Seals

 アルバムのタイトル曲であり、バンドの新たな音楽的方向性を示しています。​スローテンポながらも、シンフォニックなアレンジが劇的な展開を印象づける楽曲です。

Apocalypse(2018)

The Ritual

 重厚なリフと荘厳な雰囲気が特徴です。ミッドテンポの展開から、心をえぐる鈍い痛みが蘇るような音像を想起させます。

King of Madness

 メロディアスなサビが特徴的な楽曲で、バンドの持つ多彩な音楽性を示しています。エッジの効いた鋭いギターの音圧と、圧倒的で威圧感すらあるラルフのボーカルが交錯します。

Metal Commando(2020)

Along Came the Devil

 バンドの進化を感じさせる一曲です。​モダンなプロダクションと伝統的なメタル要素が融合し、よりダークかつ重厚さを増した楽曲。ライブでも映えるメロディアスなサビが特徴です。

Hear Me Calling

 メロディックな要素とヘヴィなリフが調和した楽曲です。​ラルフの感情豊かなボーカルが際立ち、アルバムの中でも特に印象的なトラックとなっています。

Jaws of Death(1999)

Final Embrace

 バンドの初期の代表的な楽曲の一つです。​スピーディーなテンポとキャッチーなメロディが特徴で、ライブでも定番のナンバーとして親しまれています。咆哮するギターリフは悪魔のように、ラルフの激しく歌い上げるメロディは魂を削るようです。

Unbreakable(2012)

And There Was Silence

 疾走感あふれるリズムとキャッチーなメロディは、まさにバンドのアイデンティティであり、灼熱の戦場を彷彿とさせるサウンドです。

Delivering the Black(2014)

Delivering the Black

 ストレートなパワーメタルの代表曲で、プライマル・フィアのクオリティの高さが維持されていることを証明しているようです。

SINNER

Last Exit Hell

 SINNERの持つエネルギッシュなハードロックサウンドとキャッチーなメロディが見事に融合した一曲です。​ ​激しさの中にある美しいメロディはここでも本領発揮です。

SCHEEPERS

Remission Of Sin

 ゲストボーカルとしてティム・”リッパー”・オーウェンズが参加しています。力強いデュエットとヘヴィなリフが印象的な奇跡の競演の楽曲です。

 プライマル・フィアは、ジャーマン・メタルの王道を突き進み、スピーディーなパワーメタル、荘厳なシンフォニックメタル、そしてヘヴィなグルーヴ・メタルの要素を持ちながら進化し続けています。これからも、プライマル・フィアの轟音を浴びながら、ヘヴィメタルの未来を共に駆け抜けましょう!

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この記事を書いた人

2022年から音楽活動を開始し、Vocaloidを用いた作品で独自の世界観を構築。楽曲には明確な物語性があり、映画や小説のようなビジュアルが浮かぶ構成が特徴。社会の矛盾や人間の脆さを、弱者の視点から鋭く描く.。

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